ホーム > 暮らしの情報 > 食・技・伝統…おたずねコーナー > 第4回/伊賀に伝わる初盆ちょうちん ㈲さわの

食・技・伝統…おたずねコーナー

第4回/伊賀に伝わる初盆ちょうちん ㈲さわの

大きな提灯(ちょうちん)だ。直径36㌢、上下の長さは房を入れて130㌢もある。
初盆のお祭りに祭壇の左右につるす。伊賀地方をはじめ奈良、信楽に伝わる風習という。
名張でこの伝統の提灯を作っているのはここだけだ。ほとんどが地道な手作業のため、伊賀でも5軒しか
残っていないという。
作業場は店の2階。筒形をした木の型枠が何台も並び、機(はた)織り場に似た古き良き雰囲気が漂う。
工程は9㍉ごとに108の切れ込みが入った型枠を、手でくるくる回しながらワイヤーを巻きつける。
この巻き加減が重要で「きつう引っ張りすぎたら硬(かと)なるし、ちょうどネコが玉いろてる感じやな」と
代表の澤野満さん。
そのワイヤーに糊を塗り、紙を張る。紙には自社で開発した100分の1㍉という超薄の特殊シールで
家紋やハスの花が印刷されている。
これを枠に入れたまま一日乾燥させる。夏場でも天気が悪い時はふとん乾燥機2、3台を動かすという。
枠から外してワイヤーに沿ってツメで筋をつけていく。根気がいる。これでやっと提灯が畳めるわけだ。
注文を受けてから、家紋の下に戒名を入れ、ウルシを3度重ね塗りした赤い外枠を上下に取り付けて、
出来上がりだ。
やはり悩みは後継者難だが「僕が生きてる間は、伊賀のお盆のしきたりだけはなくさない」ときっぱり。

 

◇◆◇◆◇

 

.jpg

初盆ちょうちんは家で祭った後、寺に納めて祭られることが多いという。そうでない場合は上下の外枠をレンタルすると良い。

 

.jpg

ワイヤーを巻いた後、紙を張る。何気ない作業だが    熟練の手技が必要。

 

.jpg 家紋別にストックされた提灯。10年ほどデータを取り、
作る量を決める。

 

 

◇◆◇◆◇

 

4.jpg  

 

店 名 ㈲さわの
住 所 名張市東町1730
TEL 0595‐63‐0469 ・ 63‐4638
営業時間 9時から午後8時
定休日 なし(正月3が日除く)
料 金

 

初盆ちょうちん(一対)・・・・・・3万から3万5千円
(上下の外枠がレンタルの場合・・・・・・約2万5千円)
迎えちょうちん・・・・・・約1万円
※葬儀屋で取り扱うほか、直接注文も可

 

▲このページのTOPへ


←前へ戻る

サイトマップお問い合せプライバシーポリシー個人情報の保護